May 22, 2011
ゴールドカードを持つ人々は金持ち
私は高校生の頃、アルバイトで電気量販店で働いたことがありました。電気量販店での買い物に来る客は、カード決済が多くいて、その中でゴールドカードを表示すると、"あ、凄い"心の中でつぶやいていました。高校生だったので、ゴールドカードを持っている人を"金持ち"と単純に思いました。カードローンでは、毎月一定額の金額を返済することにします。特に、リボ払いになり、自分の債務額の総額が理解しにくくすることができます。そんなことがないように、カードローンを利用する場合には、計画的に返済を考慮しておきましょう。計画的に利用すれば、カードローンは便利なものです。
子どものころ、将来は作家になろうと思っていましたから、本は昔からたくさん読んでいます。現在読むのは月に5、6冊程度でしょうか。主に寝る前や出張時の移動中に読みます。それ以外の時間だと、そばにあるPCや携帯が邪魔になって集中できません。ゆっくり本を読みたいという願望はあり、意識的に本を読む時間を作るようにしていますが、中毒的にインターネットをチェックしてしまうので、どうしても時間は限られてしまいます。
【拡大画像や他の画像】
電子書籍はまだ利用していません。例えば、iPadで電子書籍を読もうとしても、やはりTwitterやブログが気になってしまい落ち着きません。本を読まざるを得ない状態に自分を追い込まないとなかなか集中できないのが現状です。
本は知人から紹介されたものを読むこともあれば、自分で探して買うこともあります。新刊にはこだわらないし、流行に左右されることもありません。たとえ古くても良い本であれば何度も読み返し、折り目をたくさんつけます。そうすることで、本を咀嚼し、自分のものにすることができるからです。
自宅の書棚はビジネス書や小説が中心で、定期的にいらない本は処分しているため、ブラッシュアップされたものだけが残っています。ちなみにリビングにも巨大な本棚があるのですが、こちらはインテリアとして漫画だけを並べてあります。
●経営は自ら考え決めるもの、バイブルなどない
僕にはバイブルという本はありません。経営は自分の頭で考えて、自分で決めなくてはいけない。バイブルなんてどこにも存在せず、自ら作っていくものだと思います。本をバイブルにすると、「私はこの本の通り経営しています」と言っているようなものです。
もっとも、経営の参考にした本はいくつかあります。最近読んだ「MADE IN JAPAN―わが体験的国際戦略」(盛田昭夫著、朝日文庫)もその1冊です。この本は、サイバーエージェントの海外事業を強化すべく、腹をくくって昨年10月に家族を連れて米国に渡ったCOO(最高執行責任者)の西條(晋一氏)から貰ったものです。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉に代表されるように、ソニーが最も称賛を浴び、世界的な影響力を持っていた時期に書かれた本で、自信に満ちあふれた内容になっています。ソニーという会社の成り立ちから、事業が育ってきた背景など、ここから日本的経営を学ぶことができます。結果的に、その後、日本的経営が否定され、実力主義・成果主義が叫ばれるようになりましたが、今はまた日本的経営の良さが見直されつつあるように感じます。過去の日本的経営の何が正しくて、何が駄目だったのかということを知り、僕なりに正しく把握する上で参考になります。
日本的経営の秘けつについて、本書では「人間がすべての原点になる」と述べられています。米国流のビジネスでは、人間関係よりも組織論やビジネスモデルなど、合理的でドライな考え方が強調されますが、日本という狭い社会の中では組織の和や帰属意識によって個々の能力をいかに一つの力とするかが重要なのではと思います。
サイバーエージェントは21世紀の会社ですが、日本的経営をすごく参考にしています。僕たちが創業した90年代は、合理化や実力主義という風潮が強く、今までのような終身雇用が崩壊したと言われていました。しかし、会社をつくって感じたのは、日本社会には日本的経営が適応するということです。そこで、時代と逆行して過去の日本的経営を学び始めました。戦後のボロボロの時代から日本企業が成長してきた過程というのは、インターネットという成長産業で、若い人たちが中心になっているサイバーエージェントが学ぶべき点は大きいのです。
そう考え、実際に、6、7年前から大きく人事制度を改革しました。終身雇用を打ち出し、福利厚生も強化しました。長く働く社員を奨励するというメッセージを明確に打ち出しています。その一方で、年功序列は徹底排除するなど、過去の日本的経営と全く同じにするつもりはありません。最後は自分たちの頭で考え、オリジナルとなる「21世紀型の日本的経営」をつくることが大事だと思っています。
●若いころを振り返るとぞっとする
最近読んで感銘を受けたもう1冊は、棋士の羽生善治名人が書いた「大局観 自分と闘って負けない心」(角川書店)です。この本では、今の羽生さんが若くて勢いのあるころの自分に、経験豊富な今の自分が勝つにはどうしたらいいかという視点で書かれています。当時は、リスクを顧みず素早く決断していくうちに良い流れが生まれて、さらに幸運も重なると、すごいことを成し得てしまうことが多々あったと語っています。
本書の中で特に心に響いたのが、歳を取り経験を積んでからのリスクのとり方についてです。経験を積むと、リスクの大きさや事の重大さに気づき、冒険を避けるようになりがちです。しかしインターネット業界ではどんどん若くて勢いのある人材が生まれており、それを見て、大胆にリスクをとるような若いころに戻ろうと奮起するわけですが、一方で、リスクがいかに重大かということも知っています。
では、熟練すればリスクはとれなくなるのかというと、決してそういうことではありません。リスクとそれに対するリターンが分かっているわけだから、状況を正しく認識し、その上でリスクと正面から向き合い、恐怖に打ち勝っていけばいいのです。若いときと同じように振舞ったり、むやみに大胆な行動に出たりということではありません。
昔とったリスクといいますが、僕自身、若くて経験もなかったので、実はそれがリスクかどうかすら理解していませんでした。僕はサイバーエージェントを24歳でつくり、26歳の時に225億円を資金調達して上場したわけですが、今考えるとぞっとします。それがどういうことなのか、どのようなリスクがあるのか、もし当時それが分かっていたら怖くてできなかったと思います。一方、今はそれを正しくリスクとして認識しているので、別の判断で勝負することも可能です。ただし、たとえリスクがあっても、やらねばならないときは、それを正面からとらえて逃げないという姿勢が経営者には必要です。
●本を読んで自分の言葉でまとめる
この本に関して、先日、心に残ったフレーズをTwitterでつぶやいたのですが、前後の文脈を正しく理解し、それを140字にまとめるということが、実に大変でした。ただ、そのとき分かったのが、こうした作業をすれば本を何度も読み返さなくてもいいということです。Twitterでつぶやいて、その直後にブログでも書いたので、この本はかなり自分の血となり肉となっています。
本は、次々に読めばいいというものではありません。読んだ感想を自分の言葉でまとめたり、ブログなどに長い文章で書いたりしないと自分のものにはなりません。それは面倒で大変なことだし、アウトプットに対しても責任を持たねばなりません。けれど、それをやることで初めて本が自分の中で消化されるのです。例えば、本を読んでTwitterで「読了」とか、単に「面白かった」とだけ述べている人がいますが、そんなのは簡単ですよね。簡単なことをやっていても何も身には付きません。1冊の本を読み、きちんとしたアウトプットをすることで、得たものは何倍にもなります。
●見城さんから学んだこと
本から学んだことといえば、幻冬舎社長の見城徹さんとの共著「憂鬱でなければ、仕事じゃない」(講談社)を作る過程において、見城さんから多くのものを得ました。
とりわけ2つに集約されます。1つは事業に関することです。インターネットでビジネスをする中で、コンテンツはどうあるべきか、メディアはどうあるべきかを常に手探りでやってきました。見城さんが幻冬舎を立ち上げて、今までやってきたことや、得たものというのは、基本的にビジネスにおいて普遍的なものであり、それはサイバーエージェントの事業にも通じるものだと思いました。
もう1つは、日本社会でどう生きていくかということです。先ほど述べた日本的経営にも通じるのですが、日本社会というのはビジネスする上ですごく特徴的で、社会にはむかったり、そむいたりすることはできないという前提に立っています。その中で、どこまで過剰に人と付き合ったり、礼儀を重んじたりするのかという判断は難しいです。見城さんの話はそれに対する1つの指針になりました。
本書には本質的なことばかりが書かれています。見城さんの言葉はそれぞれに響くところがありますが、タイトルにもある「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という言葉は、多くの人たちの共感を得るはずです。仕事をしていて憂鬱な人は多いでしょうから、この言葉で救われた人もいるのではないでしょうか。また、部下に対して無理難題を投げて「憂鬱でなければ仕事じゃないのだ!」と言う上司が増えるかもしれませんね(笑)。 (談)
【関連記事】
有馬あきこのはじめましてインターネット:渋谷で働く社長は「執念の人」だった――サイバーエージェント藤田さん
“ピグで会社説明会なう”:地方/海外の優秀な学生を発掘せよ サイバーエージェント
「僕、全然才能ないので」 サイバーエージェント子会社“23歳新卒役員” アプリにかける1年目
WriteBacks
writeback message: Ready to post a comment.