Nov 12, 2009

電話代行で、職場で感服です

昨日の友人の芸能個人事務所に電話したときです。少数精鋭の個人事務所なのでスタッフもみんな顔見知り。しかし、電話口に出た方は、初めて聞く感じのいい女性の声でした。他の従業員が不在と言うので、要件を伝えて配置連絡を待つことに。連絡がついた時に"新しい従業員を入れたのか"と尋ねると、"電話代行を利用している"という。存在は知っていたが、電話代行の方と話すのは初めてでした。礼儀正しくまさに会社の鏡。よくよく考えたのですが、ひょっとして今までに他の会社に電話中でも。電話代行の方と話していたのかもしれませんね。ニッチな産業なのかもしれないが、クオリティの高さには本当に驚きました。若返り
前のコールセンターのアルバイトをしていました。毛染めや美容せっけんなどを販売している会社の注文を受けるコールセンターだったので勉強会が多くの製品の専門知識を色々と学びました。ほぼ100%受信というと、より簡単なことを想像していました。やはり時給が良いコールセンターの業務内容が濃いですね。も知識を持ってお客様に対応するので安心して業務に従事したんです。
■2010年の興行収入は過去最高

 日本映画製作者連盟によると、2010年の興行収入は2,207億円(前年比7%増)となり、 2004年の2,109億円を超え、過去最高の水準となった。邦画は1,182億円(1%増)、洋画は1,025億円(16%増)。入場者数は1億7,436万人(3%増)、スクリーン数は3,412(横ばい)スクリーンとなった。平均単価は3D効果で1,266円(4%増)となり、数量増と単価増という恵まれた1年であったといえよう。

【写真】2010年に興行収入が過去最高を更新した日本の映画産業

■邦画の好調の背景

 邦画については、2000年の興行収入と比較すると2.2倍の水準となっており、この10年間で拡大してきた。|脂肪吸引戦略ヒットの1つの目安となる興行収入10億円以上の作品数は2010年では公開本数408作品に対して29作品で、2009年の448作品のうちの34作品からすると減少している。ただし、興行収入トップの「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は92.5億円で、100億円以下の水準。すなわち、一部の作品だけがヒットしているわけではなく、 全体的に興行収入を押し上げている姿がみてとれよう。興行収入10億円以下の作品数も減少していることになり、不採算な作品数が減少、産業構造としては効率的に拡大しているといえよう。

 もっとも、この点が逆に批判の対象となりうる。すなわち、ドラマとの連動、シリーズ作品等でヒットしそうな作品しか製作していないことから、新しい驚きに欠けるというものである。ただし、「借りぐらしのアリエッティ」はジブリ・ブランドが背景にあったことは確かではあるが、新人の米林宏昌氏が監督を務めており、この点では「新しい試み」といえる。一方で、入場者数は増加しており、映画鑑賞がより身近なエンタテインメントになっている点は、テレビ番組のポジティブな面といえよう。象徴的なのが、「仮面ライダー」シリーズの興行収入である。「仮面ライダー」シリーズの3作品が10億円以上の興行収入となっており、定番映画となりそうな勢いといえよう。http://www.futae.com/about/sekkai.aspx

■3D効果

 3D効果については単価の上昇となって表れているが、「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」等の3D作品が上位となっていることから、人気も高かったとみられる。ただし、それが単に3Dだから人気があったという短絡的な論理ではないだろう。3Dに適したコンテンツとそうでないコンテンツが存在し、演出面での工夫等もバランスがとれた作品だったから、人気化したといえよう。これらは単に撮影機材等のハード面ではなく、ノウハウの蓄積が求められることになるため、時間をかけて2Dと3Dの住み分けが進んでいくものと予想される。

■新しいスクリーンの利用方法の確立へ

 スクリーン数の推移について、興行収入2,000億円を前提とすると3,000スクリーンが限界といわれてから、増加を続けている。2010年はある程度増加ペースが一段落したが、逆に言えば、スクリーンが供給過剰になっている可能性もあろう。ここに新しいビジネスチャンスが生まれる可能性もあろう。音楽業界においては、CDや音楽配信の売上高が伸び悩む中でライブやコンサートの市場が拡大しているが、映画館においてそれを上映するというものである。

 現在は一部のアーティストにとどまる。しかし、映画館での鑑賞はもともと「共有」という点で他のメディアよりも優れており、そこに「同時性」を付加することで、新しい音楽鑑賞の場として今後拡大する可能性が高い。メンタルトレーニング2010年の年末には、福山雅治の「冬の大感謝祭 其の十 ライブ・ビューイング in シアター」が上映された。チケット代金は3,000円と通常の映画鑑賞よりも高いものの、コンサートの入場料よりは割安となっている。新しいビジネスの枠組みが完成されれば、音楽業界全体に広がりをみせる可能性が高い。

■今後の注目作品

 2011年公開予定の作品で注目されるのは、スタジオジブリ制作、宮崎吾郎監督、宮崎駿企画・脚本の「コクリコ坂から」、2部作となっている「GANTZ」シリーズ、「アマルフィ」の続編でドラマとのタイアップも期待される「アンダルシア」等であろう。オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」や「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」もファミリー層に人気化すると予想される。ただし、事前にヒットが予想されるような作品では、「新しい驚き」に欠けているともいえ、良い意味での「期待の裏切り」を期待したい。

■アニメ映画の海外展開

 邦画の海外展開という点では、これまで大きな成功を収めてこなかったが、東映アニメーションの展開には注目されよう。中国のメディア企業SMG(Shanghai Media Group)社と中国の子供向けの専門チャンネルToonmax 社と共同で、中国向け劇場アニメ「一休さん」を製作する予定。2012 年に中国全土で劇場公開予定。中国において、「一休さん」の知名度は高いことから、ヒットする可能性が高い。香川の黒にんにくですか?映画のリスクとしては大きくないが、リターンも少ないもよう。

 また、同社は「GAIKING」と「CAPTAIN HARLOCK」のフルCG パイロット作品を発表しており、現在、フルCG での世界展開のための海外の新しいパートナーを模索している。欧米では、フルCG アニメも一定の市場を形成しているとみられ、展開次第では新しい収益源になる可能性があろう。今後の展開に期待したい。


(岡三証券シニアアナリスト 森田 正司)


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